IFA法人の移籍?IFAのマッチングサービス?IFA PASSメルマガ(2022年5月22日 牧野)

IFA PASSメルマガ担当の牧野です。

5月第4週分のメルマガ、下記の構成でお送りいたします。

目次

【業界動向】IFA法人の移籍について

IFA法人の移籍とは、文字どおり現在所属しているIFA法人から、別のIFA法人に移籍することを指します。

移籍先でも全く同じ業務を行うにもかかわらず、なぜ法人を移籍するIFAが増加しているのでしょうか。

『IFA PASS』ではIFA法人の移籍相談も承っておりますが、そのなかで見えてきた理由としては、「より良い条件の法人に所属したいから」よりも「経営陣の方針についていけなくなったから」が多いです。正直意外でした。

なかなか厳しい相場が続くなか、少しでも見入りを多くしようとバック率が高い業者や在籍料のかからない業者に移ることは理解できます。しかし、現所属先との関係性が悪化する可能性があることを考慮すると、リスクが全くないわけでもありません。それゆえ、IFAとしてスタートを切る1社目はとても重要なのです。

それでも移籍される方は、

  • 「経営陣の方針が大きく変わった」
  • 「報酬に関して虚偽の報告を受けた」
  • 「ノルマが設けられ、IFAとして在るべき姿ではなくなった」

など、経営陣に対する不満が限界に達したと思われます。

IFA法人の移籍に関する記事もございますので、併せてご参考くださいませ。

【今週の記事】三菱地所、不動産仲介で担当者選択可能

大手不動産デベロッパーの三菱地所は、不動産の仲介担当者を選べるサービスを開始します。不動産仲介市場の不透明性の解消が目的だそうです。

記事リンク:「三菱地所、不動産仲介で担当者選択可能 大手10社と連携」

IFA業界も同様の動きをしており、すでにアドバイザーと顧客をつなぐマッチングサービスが台頭しています。

東証グロース市場上場のZUUは、IFA無料マッチングサービス「ZUU Advisors」を展開しています。

また、400Fが運営している「お金の健康診断」では、LINEを通じて手軽にIFA・FPに相談することができます。

不動産仲介業だけでなく、金融商品仲介業でも様々なマッチングサービスが生まれていきそうです。

金融商品以外の法人ビジネス

今週の営業コラムは、現役IFAとしてTwitterで情報発信されているIFAレディさんに担当いただいています。

IFAが提案するのは、主に事業オーナー個人の資産です。しかし、保険や不動産を扱えると、法人の資産やオーナーご家族、従業員様の資産も担当させていただけるかもしれません。

ただし、日頃金融商品をご提案させていただいているなかで、いきなり「新たに保険に加入しませんか?」「収益物件も買いませんか?」と提案するのはなかなか難しいでしょう。

そこでポイントとなるのは、潜在ニーズに察知できるかです。「所得税負担が多い」「法人税をなんとかしたい」「相続・贈与税について考えていきたい」など、金融商品より保険や不動産の方が活躍できるキーワードが聞けたら、すかさず提案してみましょう。

資産管理会社の設立、法人保険の見直し、収益不動産の新規保有や建て替えなど、各種税負担軽減のお手伝いができれば、収入源が増えるだけでなく、お客様の満足度向上に繋がります。他のお悩みを共有いただけるだけでなく、ご友人を紹介いただけるかもしれません。

IFAは相場に依存する金融商品に強みを持ちますが、相場に依存しない収入源も持ち合わせておくと、営業姿勢にも余裕が出て、提案の質を高めていくことができるでしょう。

今週のおすすめIFAコラム

今週も最後までお読み頂きありがとうございました!

牧野章吾

牧野章吾

毎月IFA法人の代表10名、IFA30名以上と情報交換を行う。

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