今回は地方銀行からIFAに転職した木田さん(仮名)にお話をお聞きしました。
※写真はイメージ画像です。
千葉のIFA3年目
地方銀行からIFA
千葉のIFA3年目
地方銀行からIFA
今回は地方銀行からIFAに転職した木田さん(仮名)にお話をお聞きしました。
※写真はイメージ画像です。
経歴 | 地方銀行で法人営業→IFA(3年目) |
学歴 | 静岡大学 |
資格 | AFP、日商簿記1級、宅建士 |
趣味 | 映画鑑賞、読書 |
IFAに転職した理由を教えてください
私が勤めていた銀行は、地銀の中では比較的給料は高い方でしたが、年収1,000万円を目指せるのは40代であり、20代の年収は500万円前後が関の山でした。
研修制度はしっかりしていますし、家賃補助などの福利厚生も充実していました。でも、やっぱりもっと欲しいじゃないですか(笑)
金融のコンサルティングを行っている人自身の年収が低いと、身をもって節税や資産運用の必要性を感じることができませんからね。私の場合法人営業だったのですが、「君自身はこの商品やっているの?」と聞かれてバツが悪い思いをした営業員は少なくないはずです。
また、大学時代の同級生で、大手証券会社からIFAになった人が数人いるのですが、彼らが年収2,000万円を超えて自由な生活を手にしている中で、「私は何やっているのだろう...」と感じるようになったことも大きいですね。
なんか話してみるとすごい銭ゲバみたいな感じがしますが、真っ当な理由ではないでしょうか。
地銀からIFAって珍しいですよね?
IFAになってから20人以上のIFAと交流してきましたが、地銀出身者は私の他に1名だけでした。
でもその人は証券会社を経験しているので、純粋な地銀出身者って私ぐらいじゃないですかね(笑)
でも今後銀行出身のIFAは増えていくと思いますよ。
なぜ銀行出身のIFAが増えると思いますか?
保険を軸にして営業しない限りは、IFAの主要顧客層はやはり企業オーナー様です。証券会社と同様だと思います。
証券会社出身者は相場を読むプロですし、お金に関する幅広い知識もあります。しかし、企業財務を読む力は銀行出身者の方があるはずです。ここが銀行出身IFAとして差別化できるポイントだと思っています。
企業オーナー様からしても、忖度のない財務アドバイスは欲しいはずです。でも銀行の担当者と腹割って話すことは難しい。そこで銀行出身IFAの出番のわけです。
適切な財務アドバイスや設備投資戦略を提供することで、企業オーナー様は一気に信頼してくださります。IFAとして法人様の物件を紹介したり保険を紹介できると相当なコミッションが見込めるので、ありがたい話です。
IFAに転職する際に不安だったことはありますか?
証券営業を経験していない自分が果たしてIFAとして新規開拓できるのか、機動的に金融商品の提案ができるのか、については不安でした。蓄えはある程度あったので「最悪半年間は無収入でもなんとかなる」とは思ってましたが。
新規開拓については、転職したIFA法人が積極的にセミナーを開催しているのでそこのお客様を担当させて頂いたり、社長が開拓したお客様を自分に任せて頂いたりしてたので、すぐに顧客基盤を築くことができました。
IFAって面白いもので、一度顧客基盤が固まると、加速度的にお客様が増えていくのです。様々なお客様を担当し、自信のある姿勢がより信頼できる営業員として評価されるからでしょう。
IFAに転職してからのワークライフバランスは?
出社義務はない場合が多いですし、営業スタイルも自由です。何もしない日を作ることもできます。ここだけ聞くと、ワークライフバランスは最高じゃないですか。
しかし、既に述べたようにIFAの主要顧客は企業オーナー様です。そのため、週末に面談させていただくことがことが増え、食事会やゴルフのアポも多いので、週末はほとんど仕事ですね。
結論として、自由にスケジュールを組める点は最高のワークライフバランスが実現できますが、稼いでいるIFAほど週末仕事しているので、定期的な休みがない点はブラックかもしれません。どう解釈するかですよね。
銀行からIFAを目指す人へメッセージをお願いします。
IFAが増加していくことが確実視されている中で、銀行出身のIFAはまだまだ少ないです。おそらく全体の5~15%ほどでしょう。それだけで差別化できるのです。
日頃から真面目に取引先のことを考えたり、真摯に財務コンサルティングを行っている方であれば、IFAとしても成功できるはずです。
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